多くの都道府県では、教員採用試験 には1次試験と2次試験がありますね。1発で試験に合格する人もいますが、中には何回受験しても受からない人もいます。
何回受験しても受からない人は、2次試験で落ちていることが多いです。そうです。教員採用試験は、2次試験が鬼門になります。
何年も採用試験を受けていると、「なんで自分は受からないのだろう。」「講師経験はたっぷりあるのに。」「面接がどうも苦手…。」と考え込んでしまうものです。
しかし、あなたが 教員採用試験の2次試験で落ちる のには理由があります。
1次試験では主に教科の専門性が見られますが、2次試験では主に教職に対する熱意や総合的な人間力が見られています。ここに、何かしらの原因があるのです。
また、2次試験に落ちる人に共通してみられる特徴もあります。そこで今回は、教員採用試験の2次試験で落ちる人の特徴について見ていきたいと思います。
教員採用試験に受かる人の特徴については、知らないと落ちます!教員採用試験に受かる人の特徴6選!を参考にして下さい。こちらも、教師になりたい人必見です。
①結論を一言でいえない
教員採用試験の面接官をしていると、質問に対して結論から答えられない人がいます。例えば、「あなたが理科の教師を目指したきっかけを教えて下さい。」という質問をされたとします。
これに対し、「私が教師を目指し始めたのは小学校6年生のときです。その時の担任の先生が…。」などと答え、「理科の教師」を目指すようになったきっかけまでなかなかたどり着かないという感じです。
聞かれた質問に対し関係ない余計な情報をくっつけてしまっているので、何が大事なのかよく分からないですよね。聞かれた質問の答えもなかなか返ってこないし、相手をイライラさせてしまいます。
このような人は、教師になってからも授業や生徒指導で言葉をまとめられないと判断されます。
色々と関係ないことも話してしまい、「この先生は何が言いたいのか分からない。」と生徒達から不満が上がる。これでは教師失格ですね。そのため、2次試験で落とされるのです。
②話がつまらない
話す内容ももちろんそうですが、模擬授業や生徒指導をしていても表情を一切変えず淡々とロボットのように話している人がいます。これはつまらないですね。
話すときは「間(ま)」や「声の大きさの変化」「話すスピード」を変えることにより、相手に何が大事で何を覚えれば良いのか理解させることができます。
同じく、面接中に他の受験者のことを考えずに一方的に話している人もいます。これもいけません。周りの空気を読むことができていませんし、他人のことを考えていませんね。
このように話がつまらない人は、クラスで話をしたり授業をしたりしても面白くないのでうまくいきません。話がつまらないと、生徒がついてこないので指導もうまくいかなくなります。そのため、落とされます。
③偉そうな話し方をする
「自分は分かっています。」「できます。」という話し方をする人がいます。
教員採用試験の2次試験で行われる集団面接や討論は、自分を売り込むアピールの場です。「できる人間」だとアピールしているつもりかもしれませんが、偉そうな話し方は嫌われます。
子どもからしても偉そうな話し方の先生にはついていきたくないですし、他の先生からしても「自分が正しいと思い込んでいる。」「自分の悪いところを直せない。」と思われます。
偉そうな話し方をする人は、いかにも頑固で人の意見を聞けなさそうですよね。そのため、落とされます。
④おどおどしている
面接中に視線が泳いでしまったり、手をもじもじさせてしまったりしてしまう人がいます。緊張しているせいかもしれませんが、とてもおどおどしている印象を受けます。
教師は、授業をするにしても生徒指導をするにしても堂々としていなければいけません。
おどおどした印象の先生は、子ども達のターゲットになります。からかわれたり言うことを聞かなくなったり反抗したり…。そして、生徒指導や授業経営がうまくいかなくなり悩んでしまう。
おどおどした人を採用しても他の先生が苦労するだけなので、落とされます。
⑤周りの意見を聞き入れない
集団面接や討論をしていると、他の受験者の意見に対して否定ばかりしている人がいます。
自分の信念を持つことはもちろん大切です。しかし、周りに共感したり意見を聞き入れたりする柔軟性もとても大切です。
生徒指導や保護者対応には正解がありません。その人その人によって話し方、話す内容を大きく変える必要があります。
また、学校現場では周りの先生方との連携がとても大切になります。1人では生徒指導できませんからね。
周りの意見を聞き入れない人は、柔軟に物事を考えられず自分1人で突っ走る印象を受けます。先輩教師が何かアドバイスしても、それを基に成長するイメージがわきません。そのため、落とされます。
⑥暗い
暗くて元気のない人は教師には向いていません。面接中に力のない声でぼそぼそしゃべっていては、絶対に合格しません。
教師には、子ども達に負けない元気やパワーが必要です。教師が大きな声でいきいきと話をしていれば、それだけでクラスの雰囲気は明るくなります。
あなたは、暗くて覇気のない先生についていきたいと思いますか。そのため、落とされます。
⑦かわい子ぶっている
少し舌っ足らずな話し方をしたり、語尾を伸ばしたり、上目づかいで話したり…。
学生時代はこのような態度をしていればモテたのかもしれませんが、教員採用試験は別です。かわい子ぶった振る舞いをしていると、試験に受かりません。
考えてみて下さい。媚びた態度が子ども達にウケると思いますか。
間違いなく多くの女子生徒から批判が集まります。ウザイだのキモイだの言われ、授業が崩壊していきます。教師を目指すのであれば、どのような姿勢であるべきかを考えましょう。そのため、落とされます。
⑧相手の目を見て話ができない
教員採用試験の面接官をしていると、こちらの顔を見ずに受け答えをする人がいます。
相手の目を見て話をしなければ、相手の表情が分かりません。表情が分からないということは、相手が何を感じ、どう思っているのか考えることができないということです。
このような人は、教師になって授業をしているときも子ども達をきちんと「見る」ことができません。
生徒を見ることができないというのは、生徒の顔を見ることができないという意味ではありません。子ども達の表情や手の動き、活動の様子を捉えることができず、1人で突っ走ってしまうという意味です。
これでは、子ども達の実態に合った授業や支援を行うことができませんね。そのため、落とされます。
⑨知識がない
面接をしていると、その人に知識があるかないかがすぐに分かります。例えば、「教師に必要な資質は何だと思いますか。」と聞かれたとしましょう。
これに対し、「優しさと厳しさと臨機応変に対応できる柔軟性の3つだと考えます。なぜなら…。」などと答えたら不合格になります。
なぜなら、教師に必要な資質については教育審議会答申(2005年)で「専門性と熱意と人間力」と述べられているからです。
そのほかの質問についても同じです。例えば、あなたは問題行動が一番多い学年を答えられますか。LDやADHDの子どもが何%くらいか知っていますか。
面接試験では、ただ自分の意見を述べられれば良いというわけではありません。正しい知識、根拠を基に自分の考えを述べていくことが大切なのです。そのため、落とされます。
いかがでしょうか。これが、教員採用試験の2次試験で落ちる人の特徴になります。
教員採用試験の2次試験で 不合格 になるのには、理由があります。教員採用試験では、教師らしさが大切です。この9つの特徴をしっかりと意識し、教師らしさを身につけていきましょう。
まとめ
・教員採用試験の2次試験で落ちる人には共通する特徴がある。
・2次試験では教師らしさが見られている。
・一緒に働きたいと思わせられるよう人間力を磨く必要がある。
・教員採用試験の2次試験で落ちる人には共通する特徴がある。
・2次試験では教師らしさが見られている。
・一緒に働きたいと思わせられるよう人間力を磨く必要がある。
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