教師生活初日!初めて勤務先の学校へ行く日にするべきこと3選!

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教員採用試験に合格し、赴任先の学校が決まるとドキドキワクワクしますよね。いよいよ教員生活の始まりです。

新任の先生 が勤務先の学校へ始めて行くのは、4月の初めになります。「いよいよ学校が始まるけど、初日は何をするのだろう。」多くの新任教師が、このような疑問や不安を抱えています。

教員採用試験に合格すると、3月末に勤務先の学校へ挨拶に行くと思います。この際4月初めの大まかな予定を知らされますが、それだけではあまりイメージがわきませんよね。

しかし、何をするべきか分からなくて指示を待っているだけのお客様状態では困ります

これからあなたは担任として、部活動の顧問として、その教科の専門として、子ども達を引っ張っていかなければならないのです。

そこで今回は、新任教師が初めて勤務先の学校へ行く日にするべきことについて見ていきたいと思います。
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①校舎のことを知る


まずは、その学校の校舎のことを知りましょう。

どの学年が何階のどこに配置されているのか。体育館はどこで、どのように行くのか。図書室や音楽室、理科室はどこにあるのか。給食室はどこで、どのようにして給食を運ぶのか。避難経路はどうなっているのか。

知っておくべきことはたくさんあります。実際に校舎内を歩き、学校の全体図を把握しましょう。

②学区を把握する


次に、勤務する学校の学区を把握しましょう。

どの辺りから子ども達が登校してくるのか。防犯上危険な場所はどこか。子ども達の遊び場やたまり場になりそうな場所はどこか。

コンビニやゲームセンターは近くにあるか。どの小学校からそれぞれ何人位がくるのか。

4月の中旬~5月の初めまでに、家庭訪問がある学校も多いと思います。学区をきちんと把握していないと、家庭訪問をするにも苦労してしまいます。

生徒指導や防犯上、学区について知っておくことはとても大切です。初めて学校に行った日に、しっかりと確認しておきましょう。

ワンポイントメモ! 学区を把握すれば生徒指導や防犯対策になる
学区を知り注意すべき場所を把握することは、問題行動や犯罪のリスクを減らすことにもつながります。

例えば、学区内に人気が少ない神社があったとしましょう。学区内にこのような場所があった場合、あなたはどのようなリスクを想像しますか

①変質者による声かけ
②花火や爆竹などを使った危険な遊び
③学校をサボったときの隠れ場所
④タバコの吸い場所
⑤いじめや金銭のやり取りの場
⑥不純異性交遊の場

このようなリスクが想像できると思います。

すると、下校指導後に見回りを行う等の対策を事前に考え、実施することができますね。これにより、問題行動や犯罪のリスクを減らすことができるのです。


③学校の実態を知る


男の先生と子ども達イラスト-min.png

児童・生徒数、職員数、勤務時間、子ども達の様子、学校目標…。自分の勤務する学校について把握しましょう。同じ学年部の先生に聞けば、教えてくれるはずです。

学校目標とは、その学校がどのような学校・教育を目指すのかというものです。学校が目指す教育活動が行えるよう、確実に確認しておきたいですね。

もし学校目標についてよく分からないところがあれば、質問をするようにしましょう。

勤務スタート!学校初日は何をするのか


新任教師が初めて勤務先の学校へ行く日にするべきことについて見てきましたが、そもそも 学校初日 は何をするのでしょうか。


◆新任教師・異動してきた教師による挨拶
◆職員室の配置決め
◆クラス分け
◆教室の確認と整備
◆授業を担当するクラス決め(何年何組の授業を担当するか)
◆理科室や体育館等の使える日の割り振り


学校によって異なりますが、初日はこのようなことをすることが多いです。

ある程度決まった仕事はありますが、時間にゆとりが持たれているはずです。これらの仕事をしつつ、空いた時間に①~③のことを実践するようにしましょう。

いかがでしょうか。これが、新任教師が初めて勤務先の学校へ行く日にするべきこと になります。

記念すべき初出勤を「大成功」させるためにも、ぜひこれらのことをやってみて下さい。

初めのうちは自分が教師であるという実感も湧きませんし、どうしても指示待ちのお客様状態になりがちです。

しかし、赴任先の学校が決まった時点であなたは1人の教師なのです。自信を持ち、自分から学校のことを知るべく行動しましょう。

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まとめ
・新任教師は、勤務初日指示待ちのお客様状態になりやすい。
・勤務初日は時間にゆとりが持たれていることが多い。
・自分から動き、校舎や学区、学校のことなどについて把握しよう。