教育実習で良い評価や成績をつけてもらう方法8選!

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教師を目指すあなたにとって、教育実習は教員採用試験と大きなイベントだと思います。実際に子どもたちを相手に授業や指導をする唯一の場ですからね。

教育実習を楽しみにする一方で、「教員採用試験に向けて少しでも良い成績をつけてもらいたい」「教員採用試験に合格した後一緒に働く先輩たちに、良い評価や印象を与えておきたい」と考える人も多いでしょう。

それでは、教育実習で良い評価や成績を得るにはどうすればよいのでしょうか。

今回は、私が教育実習生を担当した経験を踏まえ、教育実習で良い評価を得るためのポイントを8つに絞ってお話ししたいと思います。

教育実習生必見です

目次
・「教師」としての姿勢を示そう
・教職に対する熱意をアピールしよう
・授業の準備は丁寧に行おう
・指導案通りに進まないときの適応力を磨こう
・積極的に動こう
・自分の判断で行動するのはNG
・生徒と積極的にコミュニケーションを取ろう
・感謝の気持ちを毎日伝えよう
・まとめ

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「教師」としての姿勢を示そう


授業や学校生活では、「教師」として過ごしましょう。あなたは教育実習生かもしれませんが、学校に来ている以上「自分は教師である」という自覚を持たなければなりません。

生徒との関わり方を例に挙げてみます。生徒と友達のような関係になったり、特定の生徒と親しげになったりしてはいけません

もちろん、生徒と連絡先を交換したり放課後学校外で遊んだりするのはもってのほかです

子ども達と人間関係を築き、生徒との接し方を学ぶことは大切です。

しかし、あなたは教師を目指しています。本気で教師になりたいのですよね。

それでしたら、教師と生徒の距離感をしっかり保ちつつコミュニケーションを取るようにしましょう

生徒からの評判をよくしたい、人気を集めたい、ちやほやされたいと気持ちも分かります。

だからといって、生徒と友達のような関係になってはいけません。

善悪の判断基準をしっかりもち、「学校の先生だったらこれはやってはいけないだろう」と思うことはやらない。これが大事です。

言葉遣いや態度、服装や髪型も同じです。教師として、人として、子ども達のお手本になる姿勢を心がけましょう。

実習生に教師としての適性があるかどうかが、評価されています。

教職に対する熱意をアピールしよう


実習中は、本気で教師になりたいというアピールをしましょう。

例えば、あなたが野球教室に招待されたプロ野球選手だとしましょう。

子ども達に「将来何になりたいですか。」と質問したとします。

「絶対にプロ野球選手になりたいです。」と元気よく答える子どもと「トラックの運転手です。」と答える子どもがいたら、どちらの方が嬉しいですか。また、どちらの子どもに熱心に指導したいと思いますか

「絶対にプロ野球選手になりたいです。」と答えた子どもの方ですよね。

これと同じです。学校の先生にとって、自分と同じ夢をもち、教師になりたいという熱意がある実習生が来るのは嬉しいことです

実習が始まったらすぐに、担当の先生に「本気で教師になりたいと思っていますご指導よろしくお願いします。」と元気よく挨拶をしましょう。

また、実習中他の先生方と話をする機会もあると思います。その時にも、「私は絶対に教師になりたいと思っているのですが、今やっておくべきことがあればアドバイスをいただけませんか。」等と積極的にアピールするようにしましょう。

授業の準備は丁寧に行おう


教師は授業に命を懸けています。あなたも本気で教師を目指すのなら、授業の計画や準備を丁寧に行いましょう

教育実習中は、おそらく授業計画板書計画といったものを作成すると思います。それを実習担当の先生に渡して添削されたり、その計画に沿って授業したりすることになることでしょう。

学校の先生方はプロです。あなたが作った授業計画や板書計画が、真剣に考えて作られたものなのかどうかは一目で分かります

あなたも授業のプロを目指しているのです。授業計画や板書計画に命を懸けましょう。

ただ、あなたはプロを目指しているのであってプロではありません。指導案の作成中に困ったことがあれば、1人で悩まず担当の先生にしっかりと相談するようにしましょう。

その際は、「お忙しいところ申し訳ございません。○○のような形で授業を進めたいのですが、この時の発問が○○だと子ども達がしっくりこないと思うのです。何かアドバイスをいただけませんか。」のような相談の仕方が良いですね。

指導案通りに進まないときの適応力を磨こう


学校の授業では、教師が想定していない出来事がたくさん起こります。

教師が想定していなかった発言が出たり、想定している以上に実験の準備やグループ活動に時間がかかったり…。

教師として授業をしていると、計画通りに授業が進むことの方が少ないのです。

そのため、あなたが実習中に授業をしているときも指導案通り通りに授業が進まないと思います。教育実習中は、その時のあなたの対応が見られています

あなたが授業をしているとしましょう。

授業時間が、あと3分です。しかし、まだ「まとめ」の板書と説明が終わっていません。あなたならどうしますか。

一番やってはいけないのは、時間内に全て終わらせようと無理やり全て終わらせようとすることです。

授業が計画通り終わってあなたは満足かもしれませんが、子どもたちがついてこられていないからです。

このような場合は、子ども達にとって区切りのよいところで終わりにし、残りは次回に持ち越すのがベターです。

授業をする際は、常に子どもたちのことを最優先に考えましょう

時間内にやりたいところまで授業が進みそうにない場合はどうするか、逆に時間が余りそうになったらどうするか。

この辺の対策をしっかり考えておきましょう。

積極的に動こう


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教育実習中は、「何かお手伝いできることはありませんか。」と積極的に動きましょう。予定帳や連絡ノートにコメントを書いたりプリントの採点をしたり、提出物のチェックをしたり…。

あなたにもできる仕事があると思います。

もし断られてしまったとしても、お茶を入れるくらいならできますね。自ら動き、自分にできる仕事を探しましょう

自分の判断で行動するのはNG


生徒指導にしても部活動にしてもその他の業務にしても、あなたの独断で行動してはいけません。必ず、担当の先生に伺ってからしましょう。

あなたが自分の判断で行動し、もし生徒に何かがあったら、他の先生方の迷惑になったり業務を妨げてしまったりしたら、あなたは責任を取れますか

熱意があるのは良いことですが、あなたの独断で行動するのは絶対にいけません。

他の先生方に確認を取ってから、行動するようにしましょう。お伺いを立ててから行動すれば、良い評価がされます

生徒と積極的にコミュニケーションを取ろう


これについては、言うまでもありませんね。子ども達とは積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう

子ども達と問題なくコミュニケーションを取ることができるかどうかが、評価されています

感謝の気持ちを毎日伝えよう


学校の先生はとにかく忙しいです。ただでさえ忙しいのに、あなたの指導やサポート、教育実習の成績もつけなければならないので、教育実習を担当する先生は本当に忙しくなります

あなたが想像する「忙しい」の、おそらく10倍以上忙しいでしょう。

そのため、毎日感謝の気持ちを伝えるようにしましょう

朝、「おはようございます今日もよろしくお願いします。」と挨拶をし、放課後には「今日も1日ありがとうございました明日もご指導よろしくお願いします。」と感謝の気持ちを伝えましょう。

意外と、このような感謝の気持ちを毎日伝えられる教育実習生は少ないです。

感謝の気持ちを毎日伝えられる実習生は、良い評価がされます

いかがでしょうか。これが、教育実習で良い評価を得るためのポイントになります。

もし、あなたが本当に教師になりたいのであれば、ぜひ実習中これらのことを意識するようにしましょう。

あなたが素晴らしい教育実習を過ごせることを祈っています。ぜひ、教師の仕事のやりがいを感じてください。

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まとめ
・「教師」としての姿勢を示す。
・教職に対する熱意をアピールする。
・授業の準備は丁寧に行う。
・指導案通りに進まないときの適応力を磨く。
・積極的に動くが、自分の判断で行動しない。
・生徒と積極的にコミュニケーションを取る。
・感謝の気持ちを毎日伝える