いよいよ 教育実習。あなたは今どのような心境ですか。「子ども達と会うのが楽しみ。」「ちゃんと授業できるか不安。」「実習中気をつけることは何だろう。」このように考えている人も多いかもしれませんね。
普段は大学生でも、実習中は「教師」として子ども達と向き合います。教育実習は、教師を本気で目指す人にとって夢のような特別な時間です。
しかし、いざ教育実習が始まると、「え!?」「あれ?」と感じる場面が色々とあります。悩んでしまったり戸惑ってしまったりすることも多いです。
実際の教育現場は、実習生が想像しているものと大きく異なっています。今回は、教育実習で悩まないための8つの心構えについて、見ていきましょう。
①幻想を抱かない
多くの教育実習生は、「子ども達はキラキラ目を輝かせながら素直に先生の話を聞いてくれる」と思い込んでしまっています。
教師を目指しているあなたは、きっと小・中・高校生時代真面目でしっかりしていたことでしょう。学級委員長や生徒会長などを務めていた人も多いのではないでしょうか。
しかし、そのような真面目で素直な優等生は少数です。
授業をちゃんと聞けなかったり、問題行動を起こしてしまったり、服装が乱れていたり、友達が少なく1人になってしまったり、授業中寝ていたり…。
このような子どもが数多くいる。むしろこのような生徒の方が多いと頭に入れておきましょう。幻想を抱いていると、実際に教育実習が始まってから自分の幻想と子ども達の実態の差に戸惑ってしまいます。
②真面目に考えすぎない
教育実習中は、少しでも良い授業をしようと一生懸命授業を考えますね。良い授業、子ども達のためになる授業を追求することはとても大切なことです。
しかし、どれだけ一生懸命考えても現場の先生の授業にはとてもかないません。
子ども達から「授業が分かりにくい。」「板書が見にくい。」といった声が上がるかもしれません。その言葉を受け止めて授業を改善していくことは大切ですが、考えすぎて悩んだり落ち込んだりする必要はありません。
教育実習中は、子ども達があなたの授業を評価して様々なことを言ってくれます。今だからこそ聞ける子ども達の本音を受け止め、少しずつ授業を改善していけば良いのです。
教師を目指している人は、みんなとても真面目です。真面目に考えすぎて悩んでしまわないよう気をつけて下さい。
③指導案通りに授業は進まない
授業中、子ども達が教師の予想通りの行動を取ることはありません。指導案を作成しても、その通りに授業が進むことはないのです。
「自分の考えた指導案の通りに授業を進めようとして失敗する」というのが、教育実習生によく見られます。
時間が足りなくなって最後に無理やり授業を詰め込んだり、時間が余ってしまってどうしたら良いのか困ってしまったり、予想していた発言が出てこないからヒントをどんどん出して子ども達の意見を修正したり…。
これでは、子ども達に合わせた授業になりませんね。指導案を準備することは大切ですが、指導案通りの授業に固執しないように注意しましょう。
現場の先生たちも、ある程度の指導案は用意してありますが子ども達の動きに合わせて臨機応変に授業を変えています。
④指導教官の先生の話や指導はメモを取りながら素直に聞く
指導教官の話を聞いているとき、大学で聞いた話と異なっていたり自分の考えとは異なったりすることがあるかもしれません。
そのような時、「それは違うと思います。」「大学で○○だと伺ったのですが…。」などと言ってはいけません。指導教官の先生の話を素直に聞くようにしましょう。
たとえあなたと考えが異なっていたとしても、相手は教育の現場で長年経験を積んできた先輩です。あなたが「あれ?」と思うことも、現場を知っているからこそ分かる話かもしれません。
私も教育実習生や初任者の指導教官を務めたことがありますが、素直に聞き入れることができる人の方がセンスのある素直じゃない人より伸びます。指導教官の先生の話は、素直に受け取りましょう。
⑤空いた時間を見つけたら教育実習記録簿の記入と教材研究を行う
実習中、授業見学も子ども達と関わることもない空いた時間ができることがあります。その時は、教育実習記録簿の記入と教材研究を行うようにしましょう。
実習中は、思っている以上に空いた時間がありません。空いた時間を見つけたら、普段後回してなってしまうことをやるようにすると良いですよ。
これは、実際に教師になってからも同じです。教師になってからの時間の使い方の練習にもなります。
⑥すぐにできることからやる
事務作業にしても指導教官の先生からいただいたアドバイスにしてもそうですが、すぐにできることからどんどん行っていくようにしましょう。
特に指導教官の先生の前で授業を行うと、様々なアドバイスや指導をされます。
この時、言われたことを1度に全部実践しようとするのではなく、すぐにできそうなことや優先度の高いことから行うようにします。この 心構え が大切です。
⑦研究授業の指導案の書き方は実習開始直後に確認する
教育実習の最後に、他の先生方も見に来る研究授業を行いますね。
その授業があなたの実習の集大成になるのですが、その授業を行うための指導案の書き方はしっかりと確認しておきましょう。
授業が近づいてきてから「書き方が分かりません」では困ります。実習が始まったらすぐに書き方を確認しておきましょう。
⑧彼氏・彼女ネタでからかわれることを頭に入れておく
教育実習生は、子ども達からすると若くて年齢の近い先生です。
そのため、「何人と付き合ったことあるんですか。」「○○先生は彼女いないんですか。」などと子ども達がからかってくることが非常に多いです。小学校高学年~高校生を相手にする場合、ほぼ確実に言われます。
しかし、「え~、彼女いないとかダサい。」などと言われても怒ってはいけません。気にせず流しておきましょう。この心構えも大事です。
いかがでしょうか。これが、教育実習で悩まないための心構えになります。
実習が始まってから戸惑ってしまわないように、これらのことをしっかりと頭に入れておきましょう。
これらの心構えを意識していても、実習中悩むこともあります。実習中に何かあったら、指導教官の先生に相談すると良いですよ。1人で悩まないことも大切です。
まとめ
・幻想を抱いていると学校の実態とのギャップに戸惑ってしまう。
・真面目に考えすぎず自分のできることから行う。
・悩むことがあれば指導教官の先生に相談する。
・幻想を抱いていると学校の実態とのギャップに戸惑ってしまう。
・真面目に考えすぎず自分のできることから行う。
・悩むことがあれば指導教官の先生に相談する。
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