授業を成功させるためには、クラスの雰囲気が大切です。落ち着いていて規律がしっかりと守られているクラスは、非常に授業がしやすいです。
一方、クラスの雰囲気が悪いと授業はなかなかうまくいきません。
このクラスの雰囲気を左右する要因には何があるのでしょうか。教師の授業力ももちろん影響しますが、問題行動を起こす生徒 の存在が非常に大きいです。
そうです。問題行動を起こす生徒をいかにして抑えるかが、授業の雰囲気を作る大きなカギとなるのです。問題行動を起こす生徒は学力が低いことも多く、授業にのせるのは至難の業です。
それでは、問題行動を起こす生徒はどのように授業にのせれば良いのでしょうか。今回は、問題行動を起こす生徒を授業にのせる声かけについて見ていきたいと思います。
問題行動を起こす生徒に対し正論で指導し続けてはいけない
授業中に横を向いて話をしている。フラフラ出歩く。ゲームをしたり居眠りをしたりしている。このようなとき、あなたならどう指導しますか。
できることなら見て見ぬふりをしたいけど、他の生徒が見ている以上注意しなければならない。でも、注意しても反発されるだろうからどうすれば良いのか分からない。
このような方が多いのではないでしょうか。
問題行動を起こす生徒を指導する際に、気をつけなければならないことがあります。それは、常に正論で指導し続けることです。
正論を並べて指導しようとしても、絶対にうまくいきません。すぐに反発されてしまいます。その場では授業に参加したとしても、すぐ元に戻って問題行動を繰り返してしまうでしょう。
正論を並べただけの指導では、問題行動を起こす生徒と良い関係を築くことができないのです。
当たり前のことを褒める
問題行動を起こす生徒を 授業 に参加させるためには、その生徒と良い関係を築く必要があります。そのため、その生徒のちょっとしたことを認め、褒めてあげましょう。
「今日はちゃんと教科書とノートを持ってきているね。優秀。」「この前より着席するのが早かったね。」「今日は20分間黒板の方を向いていられたね。」
こんな感じですね。どれも当たり前のことなのですが、問題行動を起こす生徒にとっては大きなことです。
このようなことをクラス全体の前で褒めてあげることで、少しずつ授業に対して前向きになっていくのです。
ワンポイントメモ! 問題行動を起こす生徒の良いところ・成長したところを探す努力を
普段問題行動を起こす生徒を見ていると、どうしても良くないところやできないところに目がいってしまいます。
「あれもできない。これもできない。」「なんで○○してしまうのだろう。」このように、生徒を否定的に見てしまうことが多いと思います。
しかし、それではいけません。その生徒を本気で 授業 に参加させようと思うなら、積極的に良いところや成長したところを探すようにしましょう。
その生徒のことを肯定的に見ることで、これまで見えていなかった小さな成長や努力が見えてきます。
普段問題行動を起こす生徒を見ていると、どうしても良くないところやできないところに目がいってしまいます。
「あれもできない。これもできない。」「なんで○○してしまうのだろう。」このように、生徒を否定的に見てしまうことが多いと思います。
しかし、それではいけません。その生徒を本気で 授業 に参加させようと思うなら、積極的に良いところや成長したところを探すようにしましょう。
その生徒のことを肯定的に見ることで、これまで見えていなかった小さな成長や努力が見えてきます。
授業中のおしゃべりや居眠りは無視しない
授業中のおしゃべりや居眠りは、絶対に無視してはいけません。その生徒のもとへ行き、声かけを行いましょう。
声かけを行うときも、正論を押してはいけません。おしゃべりや居眠りに対して、ある程度肯定的な姿勢で対応します。このような感じですね。
◆先生
「どうした。おしゃべりして何か面白いことでもあったの?」
◆生徒
「○○っていうゲームが面白いからその話。」
◆先生
「○○?ああ、結構人気だよね。面白いから喋りたくなる気持ちは分かるけど、休み時間にじっくりお話ししな。先生も気になるから、休み時間に話聞かせてもらおうかな。」
このように肯定的な姿勢を見せることで、その生徒の心を掴むことができます。その後、「あと20分頑張ろう。」などと声をかけてあげるのです。
問題行動を起こす生徒を怖がらない
若手の先生によく見られるのが、問題行動 を起こす生徒に対して怖がってしまうことです。反発されるのが嫌なので、見て見ぬふりをしてしまう人も多いです。
机間指導をしていても、その生徒はスルーしてしまう。しかし、これではいけません。
むしろ、問題行動を起こす生徒に対しては机間指導で積極的に話しかける方が良いです。
「どこまで書けた?おっなかなか早いね。」「先輩、ちゃんとやっていますか?」「あれ、疲れているんじゃない?」
このように、積極的に声かけをしましょう。毎時間のように声かけを行えば、その生徒と少しずつ良い関係を築いていくことができます。
いかがでしょうか。これが、問題行動を起こす生徒を授業にのせる声かけになります。
このような声かけを行っていると、問題行動を起こす生徒が少しずつ変わってきます。反発しなくなってくるのです。
そうすれば、少しずつ授業の雰囲気も良くなってきます。
正論を並べて指導しようとしても、その生徒と良い関係は築けません。
指導しても反発される。反発されるから余計に大声を出して押さえつけようとする。それに対しても反発する。お互いストレスにしかなりませんね。
肯定的な声かけをし、上手にその生徒を授業にのせてあげましょう。
まとめ
・問題行動を起こす生徒に対して正論だけで指導しようとしてはいけない。
・当たり前のことを褒めてその生徒のことを認めてあげる。
・おしゃべりや居眠りを見逃してはいけない。肯定的な声かけを行う。
・問題行動を起こす生徒に対して正論だけで指導しようとしてはいけない。
・当たり前のことを褒めてその生徒のことを認めてあげる。
・おしゃべりや居眠りを見逃してはいけない。肯定的な声かけを行う。
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