教員採用試験 には、個人面接と集団面接の2つがあります。生徒指導、保護者対応、模擬授業…。様々な観点からあなたの人間性や教師力が見られます。
集団面接では、教育に関する質問をされるだけでなく1つの教育テーマに沿って討論することもあります。
教員採用試験に合格するためには、この 面接試験 で高い評価を得ることが必要不可欠です。
それでは、面接試験で面接官に好印象を与えるためにはどのような受け答えをすれば良いのでしょうか。今回は、面接試験で面接官に好印象を与えるコツについて見ていきたいと思います。
教員採用試験の面接ではインパクトが重要
面接では、インパクトが非常に重要になります。面接官に、「この人は使えるな。」「この人が教師なら安心だ。」と思われる受け答えができるかどうかが合格のポイントになります。
インパクトを与えることは難しくありません。面接官にインパクトを与える4つのポイントについて、見てみましょう。
①笑顔で元気にはきはきと!
面接では、第1印象が全てです。入室するときは大きな声で「失礼致します。」と言い、自信を持って席まで移動しましょう。
また、面接中は無愛想な顔をせず、笑顔で元気にはきはきと質問に答えるように心がけて下さい。教師が暗い顔をしていたら、子ども達まで元気がなくなってしまいますよね。大切なポイントになります。
②根拠のある発言をする
面接中は、データを用いた根拠のある発言をしましょう。
例えば、「学習指導要領において、理科教育では自然を総合的に見る見方や考え方を養うことが…」「2005年に出された中央教育審議会答申によりますと、これからの教師に必要な資質・能力とは…」という感じです。
こうすれば、説得力が高くなりますね。面接官にも良い印象を与えることができます。
学習指導要領や中央教育審議会答申などは、必ず目を通しておきましょう。現在必要とされている教師像や教育の基本的な在り方についての知識を深めることができ、面接にも役立ちます。
ワンポイントメモ! 面接では結論から話す
面接では、結論から話すことを意識しましょう。
例えば、「あなたが教師を目指したのはなぜですか。」という質問に対し、「子ども達には、無限の可能性があります。特に、小学校低学年の子どもは…。」ではいけません。
「私が保健体育の教師を目指したのは、身体を動かすことの喜びを子どもたちに教えたかったからです。」のように、結論から話すと分かりやすくなりますね。
面接では、結論から話すことを意識しましょう。
例えば、「あなたが教師を目指したのはなぜですか。」という質問に対し、「子ども達には、無限の可能性があります。特に、小学校低学年の子どもは…。」ではいけません。
「私が保健体育の教師を目指したのは、身体を動かすことの喜びを子どもたちに教えたかったからです。」のように、結論から話すと分かりやすくなりますね。
③生徒指導や保護者対応では曖昧な態度NG
これは非常に大切です。面接試験ではなく実際に教師になってからも、曖昧な態度をとってしまっては生徒や保護者から信頼が得られません。毅然とした態度で接すると共に、相手に安心感を与えるように努めて下さい。
私は、常に教育実習生にこの話をしてきました。面接で生徒指導や保護者対応をするときは、子どもや保護者に寄り添いながら信念を持って解決策を提示したり注意したりしましょう。
同じく、生徒指導は学年・学校全体で対応するものです。学年・学校全体で指導していく姿勢も見せながら、対応しましょう。
ワンポイントメモ! 嫌われ役になることも教師の大切な仕事
主に若手の先生や教育実習生に見られるのですが、生徒に嫌われたくないがために厳しく指導できなかったり指導せずに見逃してしまったりする人がいます。
確かに、厳しく指導しなければ「あの先生は優しい」と評判になって子ども達から人気が出るかもしれません。しかし、それは本当の優しさではありません。本当に優しい先生は、生徒のために叱ってあげることができる先生です。
また、問題行動が起きてもあまり指導をしないでいると、クラスの真面目な子ども達や「いじめられないかな」と不安を感じている子ども達から信頼されなくなってしまいます。
問題行動が起きたらきちんと指導をし、「それは絶対にしてはいけない行為だ。」と毅然とした態度で対応しましょう。
「すぐ怒るからうざい。」「あの先生うるさい。」などと言われるかもしれません。しかし、あなたのその「悪いことは絶対にいけない」という筋の通った指導の様子は、ちゃんと子どもたちが見ています。
真面目な子ども達や不安を抱えた子どもたちが安心して学校に通える雰囲気や指導を心がけましょう。嫌われ者になってはいけませんが、時には嫌われ役になることが大切です。
主に若手の先生や教育実習生に見られるのですが、生徒に嫌われたくないがために厳しく指導できなかったり指導せずに見逃してしまったりする人がいます。
確かに、厳しく指導しなければ「あの先生は優しい」と評判になって子ども達から人気が出るかもしれません。しかし、それは本当の優しさではありません。本当に優しい先生は、生徒のために叱ってあげることができる先生です。
また、問題行動が起きてもあまり指導をしないでいると、クラスの真面目な子ども達や「いじめられないかな」と不安を感じている子ども達から信頼されなくなってしまいます。
問題行動が起きたらきちんと指導をし、「それは絶対にしてはいけない行為だ。」と毅然とした態度で対応しましょう。
「すぐ怒るからうざい。」「あの先生うるさい。」などと言われるかもしれません。しかし、あなたのその「悪いことは絶対にいけない」という筋の通った指導の様子は、ちゃんと子どもたちが見ています。
真面目な子ども達や不安を抱えた子どもたちが安心して学校に通える雰囲気や指導を心がけましょう。嫌われ者になってはいけませんが、時には嫌われ役になることが大切です。
④集団面接や討論では協調の姿勢を見せる
他の受験生の意見を批判して自分の考えを貫こうとするのではなく、相手に共感する姿勢を示しましょう。
自分の意見を貫き通すだけの人は、どの社会でも敬遠されてしまいます。ましてや、教師は精神的に不安定な子どもに寄り添ったり学年部で協力して指導・対応したりしなければなりません。
相手に協調しながら自分の考えを出していくことも、教師に必要なスキルなのです。
例えば、「2番の方が先ほどおっしゃっていましたが、私も○○の点は非常に大切であると考えています。なぜなら…。」というような発言をすることで、良い印象 が与えられます。
集団面接や討論では、自分の意見を出しつつも他の受験生の意見に共感する姿勢を示すことを大切にして下さい。話をしている受験生の方に身体を向け、軽くうなずいているだけでも印象は大きく変わりますよ。
いかがでしょうか。これが、教員採用試験の面接試験で面接官に好印象を与えるコツになります。
面接試験は、採用に大きく影響します。「この人に教師を任せたい。」と思われるように、面接官 に良いインパクトを与えましょう。面接対策をしっかりと行い、自分の力を出し切れるように頑張って下さい。
まとめ
・教員採用試験の面接で好印象を得るためにはインパクトが必要である。
・生徒指導や保護者対応では毅然とした態度を取る。
・集団面接では自分の意見を出しながらも共感する姿勢を見せる。
・教員採用試験の面接で好印象を得るためにはインパクトが必要である。
・生徒指導や保護者対応では毅然とした態度を取る。
・集団面接では自分の意見を出しながらも共感する姿勢を見せる。
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