これで完璧!教員採用試験の面接対策を元教師が徹底解説!

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教員採用試験 では、主に二次試験以降に 面接試験 があります。

面接はどの企業でも行われるものですが、教員採用試験の面接は一般企業とは少し形式が異なります。模擬授業をしたり生徒指導や保護者対応をしたり…。

集団面接では、「これからの教育の在り方」や「子どもの心を育むには」といったテーマで話し合いをすることもあります。

それでは、教員採用試験の面接に向けてどのような対策をしていけば良いのでしょうか。今回は、教員採用試験の面接対策について見ていきたいと思います。
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教員採用試験の面接に必要な準備と対策4選!


面接は数多くやった方がいい。」と言って、やみくもに面接の練習を始めてはいけません。まずは、面接試験に向けた準備をしましょう。この準備を丁寧に行うことで、教員採用試験一発合格が近づいてきます。

①過去問を入手する


まず初めに、自分が受験する都道府県の面接試験の過去問を入手しましょう。敵を知るための1番の方法は、過去問を入手することです。これをするかしないかで、面接対策の効率が大きく異なってきます。

ここで、1つ注意しなくてはならないことがあります。それは、面接に関する過去問は本屋やインターネット上で購入できない可能性が高いということです。

教員採用試験の面接の過去問は、各都道府県の大きめの図書館(公立図書館)に保存してあることが多いです。各都道府県の教育委員会のホームページに詳しい情報が掲載されていることもあるため、参考にしてみて下さい。

②傾向を分析する


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過去問を入手したら、次に過去問の分析を行いましょう。都道府県によって、面接にも傾向があります。数年分の過去問をじっくりと読み込み、どのような質問が多くされているのか把握しましょう。

同時に、一次試験から面接があるのか、集団面接や討論の回数が多いのかといった特徴も把握しておきたいですね。これを行えば、面接試験の本番をイメージできるようになります。

ワンポイントメモ! 過去問分析のコツ!
面接試験の分析を行うときは、下の項目を意識するようにしましょう。

①一次試験に面接があるか
まずは、一次試験に面接があるのか確認しましょう。個人面接と集団面接が、それぞれ何回あるのか知っておきたいですね。面接時間が記載されていることもありますので、そこも要チェックです。

また、教育に関する時事ネタが聞かれていないかについても見ておきましょう。

②二次試験の面接の形式はどうか
教員採用試験の二次試験は、都道府県によって形式が大きく異なります。

面接の回数はもちろんですが、どのような質問がされるのかを確実に把握しておきたいです。模擬授業や生徒指導、保護者対応の主な内容をしっかりと掴んでおきましょう。

集団面接の人数も確認しておくと良いですね。

③指導案の提出はあるのか
模擬授業を行う場合、テーマに沿った指導案を提出しなければならない場合もあります。指導案の作成には時間がかかります。これも確認しておきたいポイントになります。

④その他に特に注意が必要なことはないか
圧迫面接が予想される面接内容はありませんか。教員採用試験では、圧迫面接もよく見られるので注意が必要です。

また、保護者を相手にした電話対応がテーマにある場合、実際に電話の受話器を持ちながら面接を行うケースもあります。面接時間や討論のテーマ、生徒・保護者対応の注意点などがあれば書き出してみましょう。


③面接資料の作成


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ここまで終わったら、次に面接資料の作成を行いましょう。

面接資料とは、あなたがどのような人間なのか、どうして教諭になりたいのか、教諭になったらどのようなことに貢献できるかなどについてまとめたものになります。

これをまとめることにより、願書の作成や実際の面接に役立ちます。面接資料は、①自己分析、②面接対策の2つの観点から作りましょう。

ワンポイントメモ! 面接資料の作成
①自己分析
まずは自己分析です。下の質問に対する回答を書いていきましょう。
◆あなたはどのような人間ですか。
◆あなたの特技は何ですか。(教職と結びつける)
◆どうして教師になりたいのですか。
◆その都道府県を選んだ理由は何ですか。
◆どんな教師になりたいですか。
◆友達にはどのような人だと言われますか。
◆教職の素晴らしさとは何だと考えていますか。
◆子どものどのようなところが好きですか。

②面接対策
次に面接対策です。よく聞かれている質問やテーマに関する回答を書いていきましょう。


これらを行うことにより、ものすごく大きな面接対策になります。

④面接練習の開始と面接資料の見直し


最後に、実際に自分が書いた文を読んで 面接の練習 をしましょう。友達や家族、大学の先生に聞いてもらえば、より本格的な練習になります。

また、1人で練習するときはスマホやICレコーダーの録音機能を使うのがおすすめです。質問を録音しておけば、繰り返し何度も練習することが可能になります。

面接練習を開始したら、適宜面接資料の見直しも行いましょう。文は長すぎないか、表現は分かりやすいかなどについて、色々な人の意見を聞くと良いですよ。

いかがでしょうか。これが、教員採用試験の面接対策 になります。

過去問を入手してそれを分析することが、最大の対策になります。ぜひ、行ってみて下さい。教員採用試験でよく聞かれるテーマとそれに対する回答例は、別の記事で紹介します。そちらもぜひ参考にしてみて下さい。
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まとめ
・教員採用試験の面接の過去問は、各都道府県の公立図書館に保管してあることが多い。
・過去問を入手して傾向を分析し、面接資料を作成する。
・質問に対する回答を用意し、繰り返し面接練習を行う。

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