新任教師必見!新学期の準備とそのポイント10選!

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4月の初め、自分の担当する学年やクラスが決まります。

教員採用試験に合格しても、赴任先の学校が決まっても、なかなか自分が教師になったという実感は湧かないものです。

しかし、自分の担当するクラスが決まって子ども達の名簿を見ると、教師になったんだという実感が湧いてきますね。

担当するクラスが決まったら、新学期 に向けて準備をしなければなりません。しかし、何をどう準備すれば良いのでしょうか。それが分からず、ここで悩んでしまう 教師 も多いです。

学年主任や同じ学年部の先生に相談しようとしても、忙しそうに動いているのでなかなか聞けない…。そこで今回は、新学期の準備とそのポイントについて見ていきたいと思います。新任の先生必見です。
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①机やいすの点検をする


まず初めに、机や黒板、テレビなどの確認をしましょう。机は人数分ありますか。傷が多いものやガタガタ動くもの、ささくれが目立つものはありませんか。

いざ新学期が始まったら机の数が不足していた、では困ります。子ども達があなたのことを信頼できなくなってしまいますよ。

子ども達にとって、自分の席があるのはとても大切なことなのです。

また、傷や汚れが目立つ机やいすは交換してしまいましょう。机に傷が目立つことを学年主任に伝え、交換したいと申し出ます。

机に傷が多いとケガのリスクが高まりますし、汚い机やいすを使っているクラスは荒れてしまうことが多いです。最後に、机の高さの調整を行います。机といすの高さが合うように調整しましょう。

ワンポイントメモ! 全ての机といすのボルトを締めておく
新学期が始まる前に、全ての机といすのボルトを締めておきましょう。ボルトが緩んでいると、突然ボルトが外れて机やいすがガクンと動く危険があります。

授業中、掃除の時間、休み時間。子ども達はずっと机やいすを使っています。もし、突然机やいすがガクンと動いてしまったら…。

全ての机といすのボルトを締めておけば、ケガや事故のリスクを減らすことができます。


②黒板やテレビの点検を行う


黒板と先生イラスト-min.png

次に、黒板やテレビの点検を行いましょう。

黒板消しは破れたり傷んだりしていませんか。チョークは各色揃っていますか。テレビはきちんと映りますか。パソコンとつないで映像を流したりビデオを再生したりできますか。

これらのことをしっかりと確認しておきましょう。

また、チョークは消耗品です。各色共に数本ずつ準備しておきましょう。

③靴箱やロッカーに名前テープをつける


ビニールテープに子どもの名前の入ったゴム印を押し、それをはさみで切って靴箱やロッカーに貼り付けましょう。

この作業は学校や学年で統一して行うはずです。他のクラスの先生に確認をし、貼り付け作業を行いましょう。

ワンポイントメモ! 新任教師らしさとやる気を先輩教師に見せる
もしこの作業を学年全体で行うことになったら、率先して他のクラスの分も行いましょう。

○○先生、私が靴箱とロッカーの名前テープづくりをやりますゴム印を貸していただけますか。」

他の先生が作業を始める前に、この言葉を言いたいですね。

1クラス30人としても10分あれば終わります。ボードにあらかじめビニールテープを長く張りつけ、靴箱とロッカーの2つずつを押していけば効率が良いですよ。


④子どもの名前を正確に読めるようにする


4月の初めにクラスの名簿が渡されるはずです。子どもの名前をフルネームで正確に読めるようにしましょう。全員のフルネームを、3日以内に言えるようになりたいですね

⑤出席番号順の座席表を作る


4月、新学期の初めは教室の席順が出席番号順になると思います。そのため、出席番号順の座席表を準備しましょう。

これを自分のクラスに保管すれば、朝の読書や自習の時間に子ども達の顔と名前を一致させることができます。子どもの名前と顔を一致させるコツになるので、この準備は非常におすすめです。

⑥子どもの状況や実態を把握する


男の先生と子ども達イラスト-min.png

学校 には、クラス編成の資料が保存されています。この資料にしっかりと目を通しておきましょう。

クラス編成の資料には、子どもの特徴や成績、留意点、人間関係などについて記載されているはずです。この資料を読み込んでおけば、事前に様々な準備ができます。

生徒指導上、生活指導上気をつけることは何か。授業中の支援として必要なことは何か。これらの準備やシミュレーションができるので、この作業はとても大切です。

⑦「課題」「まとめ」など黒板に貼る掲示物を準備する


授業中、黒板に「課題」「自分の考え」「まとめ」などの掲示物を貼ることが多いと思います。これらの掲示物も、新学期に入る前に準備しておきましょう。

子ども達にとって、視覚による情報はとても大切です。「課題」「まとめ」などの掲示物を貼りながら授業をすれば、子ども達にとってより分かりやすい黒板になります。

黒板に分かりやすく授業内容をまとめるのも、教師に必要なスキルなのです。

ワンポイントメモ! 厚紙とラミネーターで簡単準備
「課題」や「まとめ」などの掲示物は、厚紙とラミネーターを使って準備しましょう。

初めに、厚紙に「課題」「まとめ」といった文字を書きます。その状態で教室の後ろから確認し、文字がはっきり見えるか確認しましょう

次に、ラミネーターでラミネートします。ラミネートしたら、角をハサミで丸く切っておきましょう。ケガ防止になります。

最後に、テープ付きの磁石を貼って完成です。普通のコピー用紙でも構いませんが、ペラペラしてしまって使いにくいので厚紙がオススメです。


⑧花を飾る


教室に花を飾りましょう。花があるだけで、教室に明るく良い雰囲気が出ます。

新学期の初日は、子ども達にとってドキドキワクワクする日です。新入生の場合はなおさらですね。

そんなとき、初めて入った教室に花が飾ってあったらどうでしょうか。自分が教室に来ることを歓迎されているみたいで、嬉しくなりますね。

花は、新学期を迎える上で必需品です。必ず準備しましょう。

⑨床に机の正しい位置を知らせる印をつける


机を運ぶイラスト-min.png

教室内の机の配置が決まったら、床に机の正しい位置を知らせる印をつけましょう。ポスカで机の脚が来る位置に印をつけるのです。

そうすれば、子ども達は何を基準に机を整頓すれば良いか一目で分かりますね。机の移動に時間もかからなくなるため、掃除の時間も短縮されますよ。オススメです。

⑩文房具をたくさん準備する


教室内には、教師用の机があるはずです。そこに、文房具をたくさん準備しておきましょう。学年によって多少異なりますが、下の表の物は最低限用意しておきたいです。

・鉛筆
・消しゴム
・ハサミ
・のり
・マジック
・修正テープ
・付箋
・読書用の本
・スタンプ


いかがでしょうか。これが、新学期の準備とそのポイントになります。

新任の先生ですと、何をどう準備して良いのか分からないと思います。まだ何か足りないのではないか。他にも用意するものがあるのではないか。このような不安を抱えている先生はとても多いです。

今回記載した10個の準備は、どの学校どの学年においても役に立つと思います。

新学期が始まると、毎日とても忙しくなります。「あれがあれば…。」このように思ってもなかなか準備できなくなってしまいます。

新学期が始まる前に、これら10個を用意しておきたいですね。そうすれば、ゆとりを持って新学期を迎えられますよ。教師生活、頑張って下さい!

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まとめ
・新学期に準備すべきものはたくさんある。
・まずは教室の設備を整えることが大事。
・新学期を迎える前にクラス全員のフルネームを覚えよう。