クラスの担任や授業をしていると、生徒が 忘れ物 をすることがあります。教科書やノートを持っていない。プリントを持ってこない。筆箱を持ってこない。
新学期が始まって1~2ヶ月もすれば、忘れ物が多い生徒 とそうでない生徒がはっきりしてくると思います。
忘れ物が多い生徒は毎時間のように忘れ物をし、机やロッカーを見ると教科書やプリントがぐちゃぐちゃに詰め込まれている。家庭へのおたよりも、机の中に入りっぱなし。
それでは、このような生徒に対してはどのように対応していけば良いのでしょうか。今回は、忘れ物が多い生徒への対応と対策について見ていきたいと思います。
忘れ物が多い原因は何か
そもそも、その生徒が忘れ物ばかりする原因は何でしょうか。原因はいくつかありますが、最も多いのはその生徒に整理整頓する習慣が身についていないからです。
忘れ物が多い生徒の机やロッカー、カバンの中を見てみて下さい。くしゃくしゃになったプリントや必要ない教科のノートや問題集などが、詰め込まれていませんか。
持って帰るのを「忘れた」給食セットも出てくるかもしれません。
整理整頓する習慣がないため、配ったプリントをなくしたり提出物を忘れたりしてしまうのです。
叱るだけでは解決しない
整理整頓の習慣が身についていない生徒に対し、「ちゃんと持ってきなさい。」と叱るだけでは何も解決しません。
整理整頓の仕方が分からないので、どのようにすればキレイに片付けられるのか分からないのです。
そのため、忘れ物ばかりする生徒に対しては丁寧に声かけをして対応する必要があります。
プリントは机やカバンの中に入りっぱなしのことが多い
生徒が「忘れた。」「なくした。」と言っても、プリントなら机やロッカー、カバンの中に入っていることが多いです。そのため、まずは休み時間に机やカバンの中を探させましょう。
忘れ物が多く机の中がぐちゃぐちゃになっている生徒は、家に帰ってもカバンからプリントを出すという「面倒な作業」なしないことが多いのです。
探せばほぼ確実に見つかるはずです。
授業中には探させない
忘れ物がプリントの場合、探せばほぼ確実に見つかります。
しかし、授業中に探させてはいけません。その間授業がストップしてしまいますし、授業の雰囲気が壊れてしまうからです。
プリントの探し物をさせるときは、授業後の休み時間にさせましょう。この時、あなたも付き添うことが大切です。
「ちゃんと探しておけよ。」と言うだけでは、その生徒は絶対に探そうとしませんよ。
忘れ物がプリントの場合、探せばほぼ確実に見つかります。
しかし、授業中に探させてはいけません。その間授業がストップしてしまいますし、授業の雰囲気が壊れてしまうからです。
プリントの探し物をさせるときは、授業後の休み時間にさせましょう。この時、あなたも付き添うことが大切です。
「ちゃんと探しておけよ。」と言うだけでは、その生徒は絶対に探そうとしませんよ。
プリントの管理の仕方を教える
探していたプリントが見つかったら、プリントの管理方法を教えてあげましょう。
ファイルに挟む。ノートに貼る。何でも構いません。保護者に提出する用のクリアファイルを作ってあげるのも良いですね。
そのファイルにプリントを挟み、家に帰ったらそのファイルを保護者に渡すよう指示するのです。
保護者に何か記入してもらう場合は、記入後にまたそのファイルに入れてもらえばOKですね。
また、授業用のファイルと保護者に提出する用のクリアファイルの2つを用意してあげれば、忘れ物はぐっと少なくなります。
「プリントは授業中にノートに貼る」というルールを徹底するのも、効果大です。プリントを配ったときに、時間を取ってノートに貼らせるだけですからね。
翌日の授業で確認する
プリントの管理方法を教えたら、次の授業の前にプリントがあるか声かけを行いましょう。ほぼ確実にあると思います。
ファイルに挟むにしろノートに貼るにしろ、どこかへ行ってしまうことはありませんからね。
そして、プリントがあれば褒めてあげます。「やればできるじゃないか。すばらしい。」このように褒めることで、プリント以外の忘れ物も少しずつ少なくなっていきます。
繰り返し指導する
プリントの管理は、すぐには身につきません。1回2回指導しただけでは、すぐに元通りに戻ってしまいます。そのため、授業前に定期的に声をかけるようにしましょう。
時間をかけて繰り返し指導をすることで、少しずつ習慣として身についていきます。手間はかかりますが、これをちゃんとやれるかどうかが忘れ物ゼロにつながっていくのです。
机とロッカーの整理整頓をさせる
ここまでの方法で、プリントの管理はできるようになりました。しかし、まだまだ机の中はぐちゃぐちゃでロッカーも汚い状態です。
そのため、机やロッカーの整理整頓をさせましょう。
例えば、机の中には5教科の教科書しか入れない。ロッカーの右半分には辞書や参考書、左半分には教科書。このようなルールを作ってあげるのです。
机の中に引き出し(道具箱)を入れ、右は教科書左はノートと分けてあげるのも良いですね。
ここで大切なのは、「見える化」してあげることです。ただ指示を出すのではなく、テープで机やロッカーにマークをつけてあげるのです。
例えば一目見て、「ああ、ロッカーの右側には教科書を入れるんだな。」と分かる状態を作る。これが、整理整頓をさせるためにはとても大切なのです。
どの方法を使うにしても、すぐには整理整頓できるようになりません。そこで、毎週金曜日の放課後に机とロッカーのチェックをしましょう。
少しでも改善が見られれば褒め、整理整頓の習慣が身につくようにサポートするのです。
いかがでしょうか。これが、忘れ物が多い生徒への対応と対策になります。
忘れ物を繰り返す生徒への 対応 と対策 は、根気が要ります。プリントの管理と見える化を行い、少しずつ整理整頓を習慣化させていきましょう。
まとめ
・忘れ物が多い生徒は整理整頓の習慣が身についていないことが多い。
・まずはプリントの管理を徹底させる。
・机やロッカーのどこに何を置くのか「見える化」で対策する。
・忘れ物が多い生徒は整理整頓の習慣が身についていないことが多い。
・まずはプリントの管理を徹底させる。
・机やロッカーのどこに何を置くのか「見える化」で対策する。
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